「デザイン思考」を取り入れ学級の問題を話合う(4年生特活)

アイディア出しを進めます

思いついたことをどんどん付箋に・・・!

付箋をカテゴリー別に整理しながら意見交換

付箋から新たな考え方も生まれていきます

みんな前のめり! 積極的な表れです!

本校では、さいたま市が数年前から取り組んでいる「デザイン思考」の研修会に職員を推薦・派遣し、授業づくりの指導力向上に努めています。今年度この研修に参加している教員による、特別活動の公開授業(他の先生方に見てもらいます)の様子です。

 

そもそも「デザイン思考」とは……?

一般的な「デザイン思考(Design Thinking)」とは、ユーザー(使う人・対象者)の立場や視点に徹底的に寄り添い、人間中心の考え方で新たな課題を解決していく手法のことです。

 

一般的な問題解決では「どうすれば達成できるか」という提供者側の視点になりがちですが、デザイン思考では「相手はどんなことに困っているのだろう?」「どうすれば相手が本当に笑顔になるだろう?」という共感からスタートします。

 

主なプロセスとして、以下のような手順を踏んでいきます。

  1. 共感・課題定義:ユーザーの視点に立ち、真の問題を見つけ出す

  2. アイデア創出:ブレインストーミングなどで自由で多様なアイデアを出す

  3. プロトタイプ(試作):アイデアを形にする(絵やストーリーボードなど)

  4. テスト・振り返り:実際に試して改善していく

 

子どもたちがこうした新たな課題解決手法を経験していくことは、これからの予測困難な社会を生き抜く力を育むことにもつながっていくと考えています。

 

今回の授業のテーマは、身近な課題である「iPadの持ち帰り」についてです。

「もっと普段からiPadを持って帰って活用してほしい」というのが学校側の願いであり視点ですが、ただ「持っていきなさい」と伝えるだけでは根本的な解決になりません。そこで、子どもたち自身が課題を自分事として捉えられるよう、視点を転換(再定義)しました。

 

●学校側の視点:「iPadを持ち帰らせるにはどうしたらよいか?」

●児童(ユーザー)の視点:「ユーザーの負担を減らし、iPadを持ち帰る価値を見出せるようにするにはどうしたらよいだろう?」


子どもたちは「持ち帰らない理由」(重い、面倒くさい・・・など)に共感し合いながら、「どうすれば自分たちにとって持ち帰る価値ができるか」を真剣に考え始めました。

 

「ワイルドなアイデア」で大盛り上がり!

アイデア出しのフェーズでは、以下のポイントを大切にしながら活動を進めました。

 

●質の高さよりも「量」を重視する

●ワイルドなアイデア(突飛で奇抜な意見)も大歓迎!

●他人のアイデアを否定せず「Yes, And(いいね!だったら〜)」の姿勢で受け入れ、乗っかる

 

特に「ワイルドなアイデアもOK」という視点が子どもたちの発想の枠を広げるきっかけとなり、教室のあちこちから

「こんなのはどう?」

「それ面白い! じゃあ、さらにこうしよう!」

と盛り上がり、活発な意見交換がなされました。

 

今回の授業を通して・・・

子どもたちはデザイン思考の手順を知るだけでなく、自分たちの生活をより良くしようとすることができました。自分たちで出し合ったアイデアが今後の生活や学習にいかされていくことを知り、振り返りでも満足気な表情が多く見られました。

 

今後も、教員の授業スキル向上を図りながら、子供たちが協働し、主体的に自走して学ぶ力を育んでまいります。

  • 2026年09月24日 16:45

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